教員時代に感じたこと
これまで教員をやってきて一番感じたことは、「子どもたちのために使ってあげられる時間がないこと」でした。
現場では、止まらない人手不足に加えて、教えなければいけないカリキュラムなどは増えていく一方という、抜け出すことのできない負のループと、明日の職場の状況がどうなっているか分からないという感覚でドキドキしながら日々を過ごしていました。
日々の業務の中で、大人の都合ばかりを考慮しなければならないことが多く、子どもたちのことは二の次に考えざるを得ない状況が本当にたくさんありました。
担任時代を思い出すと、毎日の授業を成立させることと、学級が荒れないようにすることに必死でした。悔しいですが、一人ひとりの学力やつまづきに合わせた学習を提供してあげられることはできなかったです。
もちろん、辛いことばかりではなかったです。一生懸命準備した分だけ、子どもたちや保護者の方が喜んでくれることが本当に嬉しかったですし、そこにとてつもないやりがいを感じることはできました。ですが、子どもたちが、素直に一生懸命頑張ってくれるからこそ、準備が間に合わなかったりする現実とのギャップやそこから湧いてくる罪悪感が本当につらかったです。
これからの未来を支えていく子どもたちに、もっと質の高い教育が提供できる環境を今すぐにでも整えていくべきだと思いますが、残念ながら、まだしばらく時間はかかりそうだと感じています。
そんなこれまでの経験から、個別で学習を教えられる環境づくりを自分でするしかないと思い、学習塾の立ち上げを決意いたしました。
これからの子どもたちには、学校以外の学習環境が必要であり、その居場所は、なるべく学校の内部を知っている人間が担っていかなければならないと感じています。
様々な角度から今の子どもたちの状況をとらえることができるからこそ、目の前の子どもに本当に適している学習環境を提供することができると信じています。